どうも、近藤です。
はい。パン君のように、仕入れてきた本を・・・・
というより、セットにできる本が集まって来たら出品しないといけませんね。しかし、仕入れた商品を検品もせずに出品してもいいのか?と言われると答えは「NO」
なぜなら、本の状態は1つ1つ違いますので、面倒でも1冊ずつコンディションを確認する作業をする必要があるんです。
いわゆる検品作業です。
もちろん、出品するまでにはコンディションの確認以外にもやることがたくさんあります。
前置きが長くなってしまいましたが、今回は仕入れてきた中古本の「検品のやり方」を分かりやすく解説していこうと思います。
本の検品やクリーニングに必要な道具は、こちらの記事を参考に準備をしてみてください。
目次
仕入れてきた中古本の検品作業とは!?
「検品ってどんなことをするの?」と思われる人もいると思いますので、まずは仕入れてきた本の検品作業をサクッと見ていきましょう。
- 値札剥がし
- ヤスリがけ
- コンディションの確認
- クリーニング
こんな感じです。
また、最近は仕入れた当日に確認することが多いです。なぜかというと、ある程度集まってきてから検品をすると大変なのと、万が一、書き込みや中割れ(のど割れ)があった場合に日にち経ってしまうと返品しずらくなってしまうからです。
もし、返品商品だった場合は以下の記事を参考にしてみてください。
店舗で貼られている値札を剥がす
まず、本を購入すると必ず付いているのが値札です。
本に値札が付いているとクレームに繋がる可能性もありますので、値札はすべて綺麗に剥がします。
1:まず、シールはがし液やジッポオイルを値札に付けます。
※直接値札に掛けてもOKですが、オイルが出過ぎてしまうため僕は筆に付けてから行います。
2:20秒ほど放置しておくと、浸透して剥がれやすくなってきます。
3:プラスチック製のヘラを使って値札を剥がしていきます。
カバーに傷を付けないように慎重に剥がします。
4:のり跡や古い値札が重なっていたら再度、1の工程に戻ります。
綺麗に剥がしたつもりでも、のり跡が残っていることがあるので面倒でも2回同じ作業を行うと良いでしょう。
5:完全に剥がせたらティッシュペーパーで綺麗に拭き取れば完了です。
はい、大変ですがやらないとクレームになりますので、しっかり剥がしていきましょう。そして1つ注意点があります。
値札は本の裏面だけに付いているとは限りません。
カバーの内側(袖部分)に付いていることがありますので、すべて剥がすようにしましょう。
400番の紙やすりでヤケや汚れを削る
ブックオフや古本屋では立ち読みができますので、店頭に並んでいる本などは汚れていたりします。特に汚れが目立つのは小口部分です。そして天部分のヤケですね。
ちなみに、ヤケが酷い場合はヤスリがけはしません。
いくつか理由はあるのですが、1つはひどいヤケがある場合のコンディションは「可」です。そのコンディションが変わらないから。2つ目は、無理にヤスリがけをすると、まばらになり見た目が悪くなってしまうから。
こんな感じです。
ヤスリがけの作業は、主に天・小口の汚れている部分にかけていくだけなので簡単です。
1:400番のヤスリを天・小口部分にあて、平行に削っていきます。
軽くなでる程度で大丈夫です。
たった、これだけです。ヤスリがけを行うと汚れも取れ見た目が良くなりますよ。
中古本のコンディションの確認
- 目立つシミはないか
- 綺麗か
- 書き込みやページの破れは無いか
こんなことを確認しています。もちろん、酷い瑕疵がある本は極力仕入れをしないように心がけています。
はい、ではコンディションの確認について解説していきます。
1:まず、5~6冊手に取り上下左右のチェックをします。
- カバーの痛み
- 天・地・小口のヤケ
- 天地小口部分を見てページに浮きや折れが無いかチェック
ページの浮きがあると水漏れ跡やページのヨレがあると判断が付きます。ページの折れも天地小口から見ればすぐに確認できます。
2:最後に、ページをサッとめくって書き込み等が無いか確認します。
これで、コンディションの確認は終了と行きたいところですが、必ずチェックしたらヤケ具合・キズ・ページの破れなどをポストイット(付箋)にメモをしておきましょう。
メモした内容は、出品時の商品説明にすべて記載をします。
最終工程!中古本のクリーニング
いよいよ最後の工程の本のクリーニングです。
購入した商品は綺麗な状態の方がお客様は喜びますので、手間でも1冊ずつ丁寧に拭いていきます。
- ウェットティッシュもしくは100均のアルカリ電解水
- 100均のマイクロファイバータオル
ヨゴレをふき取るだけなので、特に解説するほどではありませんね。
仕入れてきた中古本の検品作業は必要なの?
とは言っても、「めんどくさくね!?」っと思った人もいるかもしれません。
そうです。ぶっちゃけて言うと、超が付くほどめんどくさいです。
でも、以下の例文をみてよ~く考えてみてください。
あなたが、Amazonでセット本を購入したとします。
翌日Amazonから商品が届き、ワクワクしながら箱を開封。商品に傷がつかないように包装しているクリスタルフィルムやOPPフィルムを取って中身を確認したら・・・
- 表紙が汚い
- 商品説明と内容が全く違う
はい、こんな状態で届いたらどう思いますか?
まぁ、僕でしたら返品かクレームですね。笑
もう、検品の重要性が分かってきたかと思います。これがフリマのメルカリだったら許されるかもしれません。しかし、少し金額が高くてもAmazonだったら間違いがないと思って購入している訳ですから、そりゃ怒りますよね。
まとめ
もしかしたら「ここまでやるの?」と思った人もいるかもしれません。
はい、最初のうちはやらないとクレームに繋がる可能性がありますのでしっかり行いましょう。慣れてくれば、ヨゴレが目立たない本であればヤスリがけとクリーニング作業は手を抜いて良いと思います。
しかし、2度3度同じことをやると要領を覚えてきてスピードも上がってきます。焦らずに検品していきましょう。